農業・農村は、国土の保全、水源の涵養、自然環境の保全、良好な景観の形成等の多面的機能を有しており、その利益は広く国民が享受しています。
しかしながら、近年の農村地域の過疎化、高齢化、混住化等の進行に伴う集落機能の低下により、地域の共同活動によって支えられている多面的機能の発揮に支障が生じつつあります。また、共同活動の困難化に伴い、農用地、水路、農道等の地域資源の保全管理に対する担い手農家の負担の増加も懸念されています。
このため、多面的機能支払交付金は農業・農村の有する多面的機能の維持・発揮を図るための地域の共同活動に係る支援を行い、地域資源の適切な保全管理を推進する制度です。
多面的機能支払交付金では、農地農業用施設の保全や地域の共同活動に対して、国から1/2、県から1/4、市から1/4の補助金が出されます。
多面的機能支払制度は3つの階層になっています。
<農地維持支払交付金>
農地法面の草刈り、水路の泥上げ、農道の路面維持等の基礎的保全活動に対して、補助金が出ます。
<資源向上支払交付金>
1)地域資源の質的向上を図る共同活動
水路、農道、ため池の軽微な補修外来種の駆除、ビオトープづくりといった地域の共同活動に対して補助金が出ます。
2)施設の長寿命化のための活動
農業用施設の長寿命化活動(農道や水路ため池の補修)に対して補助金が出ます。
詳しくは農水省のHP又は全国水土里ネット/全国土地改良事業団体連合会が作成した動画を参照してください。